残留農薬分析Q&A

[農薬分析について]

農薬分析って必要なの?

農薬は、病害虫・雑草の防除などに重要な役割を果たし、正しく管理し、使用することで、農産物の安定供給や高品質化、農作業の軽減などに役立つ非常に有用なものです。

ただし、農作物に散布された農薬は光分解などによって分解し消失するものの、条件によっては土壌や農作物に残留する恐れがあり、その農薬の種類や残留している量によっては人への毒性を示すことがあります。

安全な食品を提供するため、農薬取締法や食品衛生法に則ったリスク管理が求められており、残留農薬分析はその手段の一つとして非常に重要な役割を担っています。

ポジティブリストやGAPってなに?

ポジティブリスト制度
一定量以上農薬が残留する食品の流通を原則禁止する制度です。
この制度の導入によりこれまで基準値の定められていなかった農薬についても、一律基準が適用されるようになりました。

GAP
GAPとは農業生産工程管理(Good Agricultural Practiceの略称)のことで農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のことです。
農業者や産地が取り入れることにより、結果として持続可能性の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化に資するとともに、消費者や実需者の信頼の確保が期待されます。

基準値ってなに?

残留農薬基準値とは食品衛生法第11条により定められた食品の規格基準の1つです。食品中に残留する農薬の最大上限値を定めるものです。

約800の農薬等に食品ごとの残留基準が定められていますが、全ての農薬・食品に残留基準が定まっているわけではありません。

基準値の定められていない食品・農薬に対し、ポジティブリスト制度では一律基準値(0.01ppm)が定められました。

実際違反は起こっているの?

平成28年の輸入食品の違反事例は769件あり、そのうち残留農薬等(農薬・動物用医薬品含む)によるものが163件報告されています。

(厚生労働省 公表資料より)

違反するとどうなるの?

基準値を超えて農薬が残留している農産物は食品衛生法第11条、食品規格違反として取り扱われます。

違反品は、その販売を停止し、焼却などの廃棄処分や積戻し(輸入品を原産国へ送り返す)などが命じられ、流通が止められます。

また、生産地に連絡し、その原因を調べ、農薬使用に関して生産者を指導するなど必要な対策が取られます。

(残留農薬分析知っておきたい問答あれこれより抜粋)

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